福祉教育活動(社会福祉啓発事業)実践紹介①

越前町社会福祉協議会では、越前町内の小中学校や保育所に継続して社会福祉に関する支援ならびに啓発活動を行っております。幼少期から"福祉の心"を育み、子ども達の豊かな成長を促すもので、各小中学校、保育所では福祉教育の様々な取り組みがなされています。子供たちの活動をご紹介します。

紹介する保育所・学校

宮崎中央保育所

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宮崎中央保育所

子どもの年齢・成長を考慮した保育を中心にしながら、遊びを通しての様々な年齢層との触れ合い・育ち合いを日常的に持つことで、成長へのあこがれや思いやりの心を育むことを大切にしています。また、自然と共に季節を全身で感じ、小動物や四季の植物との触れ合いを通じて情緒を育んでいます。

【主催行事への児童、高齢者・障害者(児)等の招待や、社会福祉関係行事等への参加

夏祭り

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おみこし・踊り・歌・お店・ゲームなどを、保護者だけでなく地域のボランティアの方にも協力していただいて、おじいちゃんおばあちゃんなど家族はもちろん、招待した近隣の方や保育所OBと一緒に楽しく過ごしています。

祖父母交流会

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0歳児~5歳児までのかわいい歌や踊り、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝の気持ちを込めて、おじいちゃんおばあちゃんを題材にした、笑いあり涙ありの心温まる職員劇を見ていただきます。その後、4・5歳児が、緊張しながらも大好きなおじいちゃんおばあちゃんのために、お茶会でお抹茶やお菓子のおもてなしをします。自分の孫のことだけでなく、みんなのおじいちゃんおばあちゃんとして、子どもたちとやさしく触れ合っていただき、笑顔あふれる楽しい交流をしています。本年度は、各年齢別にプレゼントを心を込めて作り、おじいちゃんおばあちゃんに渡しました。写真(左側)は2歳児が自分の写真入りしおりを作っているところです。

敬老会

地区のおじいちゃん、おばあちゃんに"届け!元気パワー"とばかりに、子どもたちは笑顔で元気いっぱい踊ります。おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に手拍子をして応援してくださいます。「かわいかったわ」「元気が出たわ」「ありがとう」と感謝の言葉をたくさんかけていただき、子どもたちもおじいちゃんおばあちゃんに親しみを持つことができます。

【福祉講演会の開催や、広報等を利用した福祉啓発活動】

募金活動

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保育所だよりで赤い羽根募金活動協力を依頼したり、赤い羽根共同募金活動として、地区コミュニティセンターで踊りを披露した後、近隣地域をボランティアの皆さんと一緒に歩いて募金を集めます。"ご苦労様""がんばってね"あったかい声に心があったまります

成果

  • ボランティアの方など地域に暮らす方々と出会うきっかけにもなり、お散歩に出かけたときにはあたたかい声をかけていただき、保育所活動について知ってもらうことができた。
  • 地域の方々と共に子どもたちの成長を喜び合い、愛情や信頼関係を持つことができた。
  • 地域の方々との触れ合いを大切にしていく中で、お茶会などの文化に触れ、共に楽しみあうことができた。
  • いろいろな子が地域や保育所で共に生活し、共に育ちあう保育を進めることができた。
  • 子どもたちが様々な人と出会い、関わり、心を通わせることで成長することができた。

今後の展望と課題

活動は、人と人をつなぐこと。人とつながることは地域とつながること。その楽しさを感じながら、子どもたちが、活動や行事を通して高齢者をはじめ地域の人々と交流を持つことで、人と関わることの温かさを感じ、思いやりの心が育つことを願っています。また、今後も関係機関・ボランティア等と連携して、地域に開かれた保育所であることを大切にしていきたいです。